コラム
2020-04-29

浄土真宗はなぜ清め塩を使わないのか

本コラムは弊社の現場葬祭スタッフが、長年の経験に基づき作成をし、発信しております。

よく葬儀で見かける光景のなかで清め塩を配っていることがあると思います。

ただ、浄土真宗という宗派で葬儀を行なう場合、清め塩を用意しない事が多いのです。
ではなぜ浄土真宗の場合、清め塩を使わないのかを説明していきます。

そもそも清め塩を使う理由としては死を穢れ(けがれ)と捉えていることからはじまります。
これは神道式の場合で死や疫病などによっておこる不浄な状態のこと、

また塩を用いることで腐敗などをおさえることが出来るなどいろいろないわれがあります。

死の穢れが生きているものに伝染し災いがおこることを防ぐなど。

ただ仏式の場合このような捉えかたはしていません。
しかし今現在の仏教式はこの神道式の流れからきた「塩」を用いています。

特に浄土真宗の教えは「亡くなったその時から浄土への道が約束されている」、すなわち直ちに仏になると考え、よくいう魂の旅という概念がありません。

昔から神仏はともに在り、という考え方が混在しているので浄土真宗以外の宗派は神道同様、清め塩を、用いるといった概念があるようです。

宗派の特徴を理解して葬儀に参列しに行くと、感じ方や見方が変わってくるかもしれませんね。

清め塩をはじめ、宗派によって習わしや使用するものは異なりますが、弊社では宗派の習わしや特徴を重んじながらも故人様を偲ぶべく柔軟な対応を行い葬儀にあたっております。

最も大切にすべくは故人様と、残された縁(ゆかり)の方々との整理・清算だと考えております。

そこに宗教という指針があることで整理・清算の方法・仕方の糸口が示されているのではないか。

と考えることができるのではないでしょうか。

皆様コラム記事はいかがでしたでしょうか?

本コラムは他のコラムとは異なる内容になっていたかと思います。

本コラムのお題・トピックについての意味をただ解説するだけでなく、その知識を知ったことで、

いざ葬儀にかかわった時にその知識を活用できるよう心掛けて、経験豊富な葬祭スタッフが作りました。

しかしながらライターが作成したわけではありませんので、ご理解できない点や表現・語句の使い方が間違えているところも多々あるかと思います。

コラム記事について何かご意見やご不明な点がございましたら、

お気軽に世田谷セレモニー株式会社までお電話をいただければお応えさせていただきます。

受付時間午前10時から午後5時まで:専用窓口03-5316-9365

もしも自宅で亡くなってしまったら・・

葬儀に使うお棺の重要性・種類

17:19分
現在お電話が繋がりやすくなっております。お急ぎの方も生前相談の方もお気軽にお電話ください。

関連記事

コラム
2019-01-21

骨葬とはいったいなにをするのか。

みなさんが想像する葬儀は、お花の祭壇や白木の祭壇を飾りその前に故人様をご安置してお通夜・葬儀告別式を行い火葬場での荼毘に付すといった流れが一般的な葬儀だと思います。 しかし地方にいくと通夜・葬儀告別式の前に火葬をして御遺骨を祭壇に安置…

コラム
2019-03-26

白木祭壇とは。

白木の祭壇をみなさまはご存知でしょうか。 最近の葬儀ではあまり見かけない理由としてお花の祭壇(生花祭壇)が 需要をましているからだと思います。 白木祭壇は昔の葬儀では代表するものとなってました。 白木で作った輿に棺を納めてみなでお墓…

コラム
2019-06-03

棺の上や故人の近くに置く守り刀とは。

人がお亡くなりになると体を北向きに寝かせて体の上、または頭の上などに守り刀を用意します。 宗派によっては用いない事もありますし意味も変わってきます。 仏教の場合は亡くなった日から49日かけて極楽浄土への旅にでます。(中陰という)その道中…

コラム
2019-01-07

お通夜は亡くなってからいつまでに?日程の決め方。

  もしもご家族にご不幸があった場合お通夜はいつ行えばいいのか、お通夜を行ってその翌日に葬儀・告別式、火葬が行われる流れはなんとなく想像できますが、すぐに葬儀を行えない事もあると思います。 実際、お葬式はお通夜…

コラム
2019-01-08

遺影写真の用意のしかた

遺影写真とは、祭壇などの正面に飾る故人の写真のことです。 葬儀が終わったあとは、後飾り壇(火葬後に御遺骨を置く2段の台)または仏壇の近くに飾ります。また、祭壇などに飾る大きいもの(四切サイズ)と、仏壇などに飾る小さいもの(L判サイズ)とがセ…

葬儀の想いはみんな同じじゃないから

お客様に最適なプランをご提案させていただきます。
まずはお電話ください。

悔いのない葬儀にするため、お話をじっくり聞かせていただきます。

東京、関東(神奈川・埼玉・千葉)一部なら最短30分でお伺いします。

ご危篤・お亡くなりでお急ぎのかたは、夜間・早朝いつでもお電話ください

0120-70-1194
24時間365日対応・生前相談もお気軽にどうぞ