初七日法要の意味とは?いつ行えばいいの?
葬儀が終わっても、法要という形で故人の供養は続きます。仏式葬儀で最初に行う法要は、初七日法要です。今回は、初七日法要を行う意味や、タイミングをお伝えしたいと思います。
■初七日・初七日法要とは
□仏教で「初七日」が持つ意味
◎故人が三途の川のほとりへ到着するといわれている日
仏教において初七日は、故人が冥途へと続く、三途の川のほとりへ到着する日といわれています。三途の川には、激流と急流、緩やかな流れの3種類があります。どの流れを渡ることになるかは、故人の生前の行いにより決まるのだそうです。
□初七日に法要をする意味
◎故人が三途の川緩やかな流れを渡れるように祈ること
そもそも法要というのは、故人の冥福を祈り、故人の霊を慰めるために行うものです。初七日法要では、「どうか故人が緩やかな流れを渡ることができますように」と祈ります。
■初七日法要を行うタイミング
□現在は葬儀と同じ日に行うパターンが主流
本来の決まりでは、初七日法要は亡くなってから7日後に行うものです。しかし最近は、葬儀と同じ日に行うケースが多いのが実情です。
同じ日に初七日法要を行う理由は、遠方に住む親族が出席しにくいことや、仕事などで参列できない人が出てくるかもしれないからです。もちろん当日にすませることで、もう一度集まる段取りをつけずにすみますし、葬儀社に準備を手伝ってもらえるというメリットもあります。
法要で大切なことは故人を悼み、供養する気持ちです。その気持ちさえあれば、同じ日に行っても問題ない、と考えられています。
もし葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合は、出棺前に行うか、火葬後の遺骨迎えと併せて行うかのパターンに分かれるようです。
□本来は、亡くなった日から数えて7日後に行う
本来、初七日法要は、故人が三途の川を無事に渡れるようにと願う儀式なので、亡くなった日から数えて7日後に行うものとされています。
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