浄土真宗はなぜ清め塩を使わないのか
本コラムは弊社の現場葬祭スタッフが、長年の経験に基づき作成をし、発信しております。
よく葬儀で見かける光景のなかで清め塩を配っていることがあると思います。
ただ、浄土真宗という宗派で葬儀を行なう場合、清め塩を用意しない事が多いのです。
ではなぜ浄土真宗の場合、清め塩を使わないのかを説明していきます。
そもそも清め塩を使う理由としては死を穢れ(けがれ)と捉えていることからはじまります。
これは神道式の場合で死や疫病などによっておこる不浄な状態のこと、
また塩を用いることで腐敗などをおさえることが出来るなどいろいろないわれがあります。
死の穢れが生きているものに伝染し災いがおこることを防ぐなど。
ただ仏式の場合このような捉えかたはしていません。
しかし今現在の仏教式はこの神道式の流れからきた「塩」を用いています。
特に浄土真宗の教えは「亡くなったその時から浄土への道が約束されている」、すなわち直ちに仏になると考え、よくいう魂の旅という概念がありません。
昔から神仏はともに在り、という考え方が混在しているので浄土真宗以外の宗派は神道同様、清め塩を、用いるといった概念があるようです。
宗派の特徴を理解して葬儀に参列しに行くと、感じ方や見方が変わってくるかもしれませんね。
清め塩をはじめ、宗派によって習わしや使用するものは異なりますが、弊社では宗派の習わしや特徴を重んじながらも故人様を偲ぶべく柔軟な対応を行い葬儀にあたっております。
最も大切にすべくは故人様と、残された縁(ゆかり)の方々との整理・清算だと考えております。
そこに宗教という指針があることで整理・清算の方法・仕方の糸口が示されているのではないか。
と考えることができるのではないでしょうか。
皆様コラム記事はいかがでしたでしょうか?
本コラムは他のコラムとは異なる内容になっていたかと思います。
本コラムのお題・トピックについての意味をただ解説するだけでなく、その知識を知ったことで、
いざ葬儀にかかわった時にその知識を活用できるよう心掛けて、経験豊富な葬祭スタッフが作りました。
しかしながらライターが作成したわけではありませんので、ご理解できない点や表現・語句の使い方が間違えているところも多々あるかと思います。
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